難聴について
耳の機能と加齢による聴力低下
耳で音を聞き取る能力である聴力は大切な感覚機能です。
私たちは聴力によってコミュニケーションを図り、方向を確認し、身の安全を守っています。
聴力も視力と同じように、年齢や騒音にさらされるなどの環境によって低下していきますが、自然な現象であり、これは耳の機能と深く関係しています。
聴力が低下してくると、一般的に高い音から聞き取りにくくなる傾向にあります。また、ことばを聞き取る力も弱ります。
耳で音を聞き取る能力である聴力は大切な感覚機能です。
私たちは聴力によってコミュニケーションを図り、方向を確認し、身の安全を守っています。
聴力も視力と同じように、年齢や騒音にさらされるなどの環境によって低下していきますが、自然な現象であり、これは耳の機能と深く関係しています。
聴力が低下してくると、一般的に高い音から聞き取りにくくなる傾向にあります。また、ことばを聞き取る力も弱ります。
中耳炎や粘膜の損傷など、外耳から中耳で音が伝わりにくくなる何らかの障害によって起こります。医学的に治療できる範囲であるとされています。
内耳から奥の感音部に何らかの障害があることで起こる難聴です。音を信号に変換する内耳、そこから脳へ伝える神経、および脳自体の障害などが原因であると考えられます。また、年齢を重ねること(加齢難聴)や大きな音にさらされたり、薬物等によって各器官の働きが損なわれた場合もこれにあたります。音の聞こえ方自体が変わってしまうため、聞き間違いが多く発生します。
伝音難聴と感音難聴の両方の症状が複合的に起因している難聴です。
オージオグラムとは、耳の聞こえを図であらわしたものになります。
聴力検査をする際、「音が聞こえたらボタンを押してください」と言われますが、そのボタンを押した数値がオージオグラムに書き込まれます。
聴力低下の度合いと発生時期は人によって異なります。右のオージオグラムの図は、4つの年齢層で起こる聴力低下を平均で表したものです。
※グラフが下がるほど聴力が低下します。
縦軸は音の大きさ、横軸は音の周波数を表し、そこに当てはまる代表的な音をイラストでしめしました。アルファベットが描かれた灰色の部分は、人が話す声の周波数範囲です。この範囲が聞こえなくなると、会話を理解することが難しくなります。